令和3年 11月 閉症と漢方

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■西洋医学はマクロで人間を見過ぎて大儀が見えぬ。東洋医学は開閉を秋の病態と定義する。

だんだん寒くなる11月は服装も厚くなっていきます。

当然血流も悪くなり詰まりが生じやすくなります。

脳への流れも悪くなり高脂血症や高血圧、心臓病を患っている方は要注意です。

病態に勢いがあり、意識障害や脳血管障害、心臓病になる事を閉症(へいしょう)と言います。

閉症には熱閉と寒閉に分かれますが、こういった病態を改善するのが開竅(かいきょう)となります。


■閉症は症状が出る前に予防する事がまず大切です。

閉症は病態の速度が速く、発症するとすぐに憎悪しますので、ゆっくり相談というわけにはいかないのが現実です。

もともとこういった病気のある方は、予防のために予め服用する事をお勧めします。


■閉症に使う生薬




少々高い薬なので、相談の上ご購入下さい。


■キュアグリーン薬局
漢方薬剤師・阿部暢春



■後日談

輝風音
「先生、今回も勉強になる記事を本当に有難う御座いました」

阿部先生
「いえいえ、こちらこそいつも記事を載せていただいて本当に有難うございます」

輝風音
「東洋医学ですと、心臓病などの事を総括して閉症と呼ぶのですね・・・これは初耳ですのでとても勉強になります」

阿部先生
「そうなのです。西洋医学ですと、基本的にマクロに部門部門でしか見ない事が多く、それらが密接に関わった動きをしていて、それを血管が結んでいてトータルで臓器が動いていると言う概念があまりにも欠落しているのです。

東洋医学では、そうした大きな人体を一望しながら、どこそこが閉じているからこっちが悪くなるとか、どこそこに血流が集中してしまっているので、バランスを保たせてあげる事で全体で正常にするとか、そうした大きな視点から人体を見ていくのです」

輝風音
「その概念は完全に東洋占星術と一緒ですね」

阿部先生
「そうだと想われます。基本的に東洋医学も、勿論ですが輝風音先生の東洋占星術も基本の概念は同じで、目的は悩める人の治癒なのです。
西洋医学は学問が先で、人があまりにもオザナリにされ過ぎていますね。
まず、人を治すのが東洋の思想です。

手法が医学であろうとも、占星術であろうとも、対象が人であり、その人を治したいと言う根本は全く同じだと常々感じております」

輝風音
「有難うございます。東洋医学の最前線を行っている阿部先生からそのように仰有って頂けるのは本当に心強いです。

ところで・・・今回、閉症を記事にされたのは・・・これは私個人の勝手な想像なのですが、これってもしかしますと阿部先生的には警鐘を鳴らす意味合いで書かれている可能性もお有りでしょうか?」

阿部先生
「う・・・さすがキャリアの長い東洋占星術師の先生は誤魔化せませんね・・・いや、書きたかったのですが、色々と医療利権的に僕が書くとマズイ事が沢山ありますから、まぁこう言う形で何とか収めてみようかと、そう言う形にしました」

輝風音
「それってアレですよね、新型コロナウイルスワk」

阿部先生
「あーあーあーっと、それ以上いけません、僕消されちゃうので(汗)」

輝風音
「では、医療利権の外にいます、私達東洋占星術師として少し話題を振らせて頂きますが、




など、昨今では随分と新型コロナウイルスワクチンを注射した方々の血栓症が報告されています。
現在も様々な国で訴訟が行われていまして、日本でも



など、新型コロナウイルスワクチンによる健康被害を受けて、様々な団体が訴訟を行っているようです。

特に新型コロナウイルスワクチンによる健康被害で最も良く目にしますのが血栓症や心筋炎と言った症状ですが、もしかしたら阿部先生的に、これらに対応する漢方薬があるので、今回のような記事を書かれたと言う事を推測しました。

いかがでしょう?

阿部先生
「うーわー・・・これまた大分言葉を選ばないとキツイ質問ですが、東洋占星術師の先生を騙す事は出来ませんので、取り敢えず少し言葉を濁しまして

・注射などによって血管に異物を入れられたと仮定します。
・特に新型コロナウイルスワクチンについては、僕は何も言及していませんし、それについて語る訳ではありません。
・ワクチンを注射されていると言う想像も間違いです。
・注射などによって、血管に異物が入れられたと、ただ、その状態だけを説明しています。
・仮に、その注射の内容物によって、血栓症や心筋炎を引き起こしてしまう事が判明したと仮定します。
・仮定ですよ、断定ではありません、あくまでも、僕個人の想像の範疇です。思想信条の自由の範疇です。

と、前置きさせて頂きまして、少し説明させていただきますね。
いやぁ医療利権恐ろしいですからねぇ・・・・。

あ、もうこちらの漢方薬局は営業時間を終えていますので、

・これは漢方薬局としての話でもなく、営業に繋げる話でも無いので医療業務とは無関係です。
・ただの阿部と言う個人の大切な友人への話を、友人の友人がたまたま記録してしまっているだけの状態です。

・・・と、よし、取り敢えず防御線はバッチリですね。

はい。
まず、こうした状態では、異物が外部から入れられたわけです。

外因的に入れられたのであれば、毒を抜くためのサバイバル用品のようなもので即座に外因的に抜き出してしまうのを優先します。
サバイバル用品の中には毒蛇に噛まれた直後に、傷口から毒を血液ごと吸い出すスポイトのようなものがありますので、そうしたものを使うのが良いです。

ただ、どうしてもそのように出来ない場合、今回の記事で書きました開竅(かいきょう)薬の出番です。
できれば、そうした異物が入れられてしまう事が予測されるような日の前から飲んでおく事が望ましいです。

開竅(かいきょう)薬と言うのは、体内の解毒速度を著しく高めてくれます。

以前にもお話させて頂きましたが、どのような病気にしましても、東洋医学の基本は解毒です。

解毒機能ですが、元々皆さんの人体は凄まじく優秀なものを持っているのです。

その解毒機能を数倍に高めてあげれば、あっという間に解毒されていくのです。

もしも金銭的に余裕があるのであれば、同時に解毒薬と補気薬も合わせれば鬼に金棒です。

東洋医学の基本は、ご自身がご自身を救うのです。
そのご自身を助けるために、漢方薬があるのです。

西洋医学は、まず薬が先にあって、人間がその次に来ているのです。
薬をいくら拝んだところで治る事など無いのです。
治すのは、皆さんの人体に元からある機能なのです。

人体の中には有名大学病院のお医者様よりも遥かに優れたお医者様がいます。
それを分からなくさせられているので、良く分からない医者に頼って、依存して、変な薬を飲んで、おかしな注射を打って結局ご自身をダメにしていくのです。

それでは人体は治らないと知る事がまず重要です。

輝風音先生は、相談者様に依存させる東洋占星術師ですか?」

輝風音
「いいえ、私は相談者様に、私達はただの道標であって、選ぶのはあなたよと口を酸っぱくして申しますよ。
時々占い師の中には依存させて儲けようとする人も居ますが、それでは全く相談者様の助けにはなりませんからね」

阿部先生
「素晴らしいです。だからこそ、私は輝風音先生の東洋占星術を絶大に信頼しているのです」

輝風音
「有り難いお言葉を頂いて恐縮です。私達も、阿部先生の東洋医学を信頼していますので、今日も大変元気でいられていますよ」

陽水丸
「いやぁ本当に凄いですよ阿部先生の東洋医学は。だって朝からフライドポテトをガブガブ食べても大丈夫なんですから!」

阿部先生
「いや・・・・いやいやいや、朝からフライドポテトは止めて下さい・・・・」
posted by 輝風音&陽水丸★きふね&ひみまる★ at 02:39東京 ☀漢方薬コラム

令和3年 9月 喘息と漢方

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■東洋医学は季節を「気」で分類する。

まだまだ残暑が厳しい時期ですが秋分の日を境に空気が変わります。

春、夏が陽気
秋、冬が陰気

であり、丁度大きく変わる時期になります。


■秋は「肺」の時期、このような傾向に注意が必要。

秋は肺の時期にあたります。

咽頭部や呼吸器などに負担がかかり、痰の絡みから喘鳴が発生しやすくなります。

また、今はコロナウイルスが蔓延している為、感染もこれから大変な時期になります。

気をつけて下さい。

肺が弱い方は辛い物が好きな事が多く、食べ過ぎると余計に負担がかかります。


■この時期使う漢方薬

・咳、水っぽい痰、喘鳴

・慢性咳、喘鳴
麦味地黄丸

・空咳、痰の絡み

変わりやすい病態です。
必ず相談の上服用して下さい。


■キュアグリーン薬局
漢方薬剤師・阿部暢春



■後日談

輝風音
「先生大変申し訳ありません。7月から忙しすぎて全然記事を受け取りに上がれていませんでした(汗)」

阿部先生
「あぁいえいえ、こちらこそ記事はともかくも、お身体大丈夫かどうか心配していたのですが、大丈夫でしたか?」

輝風音
「勿論ですよ(笑)先生の所で出して頂いている漢方薬で、あの忙しさと夏の暑さ寒さにも全然ビクともしませんでした」

阿部先生
「あぁそれは良かった。いやぁ輝風音先生も東洋医学は良くご存知ですから、僕の処方はダメだったとか色々とあったのかなぁとか、あるいはこちらにいらっしゃる事が出来ないほどにお身体の調子が悪いのかなぁとか、心配してしまっていました」

輝風音
「先生そんな(笑)私なんか付け焼き刃の東洋医学ですから、毎回本物の方の処方は本当に素晴らしいと感じていますよ。もっと自信を持って下さい」

阿部先生
「有難うございます(笑)いやぁ結構こう見えて僕も小心者ですから・・・」

輝風音
「いえいえ、そうした細かく考えて頂けているからこその漢方処方ですから、おかげで毎回細かく調整して頂いていて、そのおかげでバッチリです。こちらこそ原稿を受け取りにも上がれませんで申し訳ありません」

阿部先生
「あぁいえいえ、あ、そしたらこちら、7月8月9月の原稿ですので、気が向いたらどこかで挟んでみて下さい」

輝風音
「あぁ有難うございます!まずは9月の原稿からアップさせて頂いて、その後に残りを挟みますね」

阿部先生
「ぜひよろしくお願い致します」

輝風音
「ところで先生、今回書いて頂いた記事なのですが、私達が先生の所でいつも購入させて頂いている、新型コロナウイルス対応の肺炎用漢方薬名が入っていないのですが、あれは・・・」

阿部先生
「あ、それは数が凄い限られてしまっていますから、ネット記事には載せられないです(笑)
あれがあると、新型コロナウイルスでも風邪でもインフルエンザでもタバコの害でも全部解決できますので、こちらにご来場頂きました患者様にしかお出ししてません(汗)

最近、その処方名を直接指定で問い合わせてくる中国の方とかいらっしゃるのですが、全部お断りしています(汗)
良くも悪くも中医学発祥の地だけありまして、まさか日本のこんな漢方薬局にまで在庫を訪ねてくる事に驚きを隠せませんよ(汗)
あんなマニアックな処方名を直接指定してくるという事は、バックに間違いなく中国政府の影がありますからね。

多分人海戦術で片っ端から集めてるんだと思いますが、日本の漢方薬局は日本人向けに処方していますから、日本人が漢方薬に詳しくないと思って根こそぎ良い薬を持って行こうと言う事なんだと思います」

輝風音
「日本は西洋医学一辺倒ですから、少しでもそうした本物の東洋医学を知っていると今の新型コロナウイルス騒ぎも違っていたのかもしれませんよね」

阿部先生
「そうですね、それは僕もそう思っています。
例えば、今ちょっと話題になっているイベルメクチンとかあるじゃないですか。
アレなんか考え方は解毒と言って東洋医学の基本原理なんです。
ペット用のイベルメクチンを買う方までいるらしいですが、そんな冒険せずとも解毒なら漢方に任せていただければ最初からリスクなんか無かったのです」

輝風音
「あー・・・あのイベルメクチンよりも効く解毒薬も処方名は伏せておいた方が良いですか?」

阿部先生
「お願いします、数に限りがありますから(汗)
またあの漢方薬は、本来は漢方薬剤師の指導の元でしか処方してはいけないはずなのですが、どうにもネットを散見してみますと、そんな事はお構い無しで売っている漢方薬局があるようですので、何も知らない方が薬だけ手に入れても危険しかないです。

本当に効く漢方薬は、ある意味車と同じようなものです。
免許を持っている人なら車だけあれば安全快適に人を運べますが、子供に与えても危険しかないのと同じです。

本当にその病気を根治させたいのであれば、やはり漢方薬剤師の指導が必要不可欠です」

輝風音
「私達も以前、別の病気で阿部先生のお世話になっていた時には三日に一度処方を変えてくださっていましたもんね」

阿部先生
「取り敢えず治って良かったです。
人間の体調と言うのは、本来は毎日変わるものなのです。
毎日変わるのに、お医者様で注射一本打てばそれで解決なんて言う上手い話は無いのです。

僕達漢方薬剤師というのは、そうした患者様の体調を熟慮した上で、そこに合わせるのです。
人間のリズムを無視して、一体何が人間を治せると言うのでしょうかと、そう思っているのです」

輝風音
「そうですね。
私達も数少ない東洋の治癒術をお持ちの阿部先生の記事を出来る限り載せさせて頂けるように、これからも頑張りたいと思います」

阿部先生
「有難うございます。こちらこそ、いつも掲載して頂けているだけでも有り難いです。
どうかご無理だけはなさらないように、お身体気をつけて下さいね」

輝風音
「有難うございます。
取り敢えず、体調に不安がありましたら先生の所で相談させて頂ければ大丈夫と分かっていますから、安心していますよ」
posted by 輝風音&陽水丸★きふね&ひみまる★ at 03:33東京 ☁漢方薬コラム

令和3年6月 皮膚病と漢方

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■皮膚病は医者ですら判断を見誤るのにも関わらず、ドラッグストアでは今日も素人に判断を委ねて薬を売る暴挙。

梅雨の時期になるとアトピー性皮膚炎で悩まれている方は、痒みでつらい時期となります。

・皮膚にかさつきがあり落屑がある場合

・皮膚がジュクジュクして糜爛がある場合

・皮膚の上に固い苔癬がある場合

大きく分かれますがこの3パターンになります。

どの場合も梅雨時期の湿度により痒みが悪化します。

痒みより患部を掻いてしまい表皮が崩れてより病態は悪化していきます。

皮膚表面に雑菌が付くことにより体温で雑菌が繁殖し痒みを誘発していきます。

痒みが発生したら水で洗い流し冷やすことにより掻かないように心掛けてください。


■この時期に使う漢方薬

・赤みがある

・かさつきがある

皮膚病はとても難しいです。
必ず相談の上、薬を服用してください。


■キュアグリーン薬局
漢方薬剤師・阿部暢春



■後日談

輝風音
「阿部先生、今回も素晴らしい原稿を有難うございます」

阿部先生
「あ、いえいえ、こちらこそあまり詳しく書けずに申し訳ないです」

輝風音
「皮膚病は特に難しいので、記事にするのは毎回どうしようかと仰有ってましたものね(汗)」

阿部先生
「いやぁそうなのです。
なんかこの時期になりますと、この記事でも触れさせて頂きましたが、皮膚病の悩みを抱えられる方が多いので、ドラッグストアなんかも皮膚のお薬を店頭に置いていまして、当漢方調剤薬局にもそのノリでお問い合わせされる方が大変に多いので、今回はこのような記事にしたのですが、実は一番大変なのが皮膚病なのですよ」

輝風音
「私達もそうですが、皮膚って腫れていたり赤くなったりしている事で気がつくことが多い上に、薬を塗って対処出来そうな感じがするので、ついついドラッグストアで買おうとしてしまいますよね」

阿部先生
「そうなのですよ・・・もう、見事に商業主義の罠にハマる方が多いのですよ(汗)
気軽に皮膚に塗れば大丈夫そうっていうのがミソですよね(笑)
安いですし(笑)

いやぁ長年堅実にやっています医療関係者として見てみますと、そう言う愚民を騙すような商売って儲かるんだなぁ・・・って思うのです」

輝風音
「詳しくお話して頂いても大丈夫でしょうか?」

阿部先生
「有難うございます。
その一言をお待ちしていました(笑)
陽水丸先生、ここから怒涛のキーボード連打でお願いします(笑)」

陽水丸
「有難うございます(笑)
大丈夫です、準備出来ております」

阿部先生
「まずですね、皮膚と言うのは目で見て腫れてるとか、赤みがあるとか、膿んでるとか、そうした視覚的に病気だと認識しやすいのです。

例えば、内臓に異常が出ていたとしても、初期段階ですと一般の方はまず気が付きませんが、皮膚ならほんのかすり傷ですら直ぐに気付くのです。

これが変な薬を自己判断で買わされてしまい、後々大変な事になる最初の一歩なのです。

これが切り傷やかすり傷のように、ご自身で明らかに原因が特定できる場合にはドラッグストアで良いのです。

原因が分かっていますので。

むしろ切り傷なのにも関わらず、漢方薬剤師を訪ねて来られても困ってしまうわけです。
・・・一応、当漢方薬局であれば、漢方薬による止血剤を作ることは出来ますが、それも第二次世界大戦の時に使われていたような方法ですので、足を鉄砲で撃たれたとか、爆弾で腕が吹き飛んだとか、そう言う重症の場合を除いては金額的負担が大きすぎますので、基本的にドラッグストアで絆創膏を買ってきてくださいと言うのが当たり前です。

ですが、問題なのは蕁麻疹やただれのような症状の場合です。
これが問題なのです。

蕁麻疹の場合、いくつか原因がありますが、ほとんどの場合は内臓から来ている事が多いのです。

それも、内臓がもう処理しきれなくなったため、蕁麻疹として皮膚表面に症状を出している場合が多く、蕁麻疹だけ止めていたら患者様は死んでしまうケースが多いのです。

視覚化されている所に蕁麻疹として現れている時には、不可視の内臓はボロボロの事も良くあると言うことです。

例えば、とある患者様の例で申し上げると、その患者様は蕁麻疹という事でご来院されましたが、確かに蕁麻疹が出ています。これは陰陽五行で言うと、陽の部分です。

ですが、陰となっている内臓は、脂肪肝が症状として判断できました。

蕁麻疹は目で見ても見た目が悪いですし、女性ですからもちろん、早く治したいのだと思います。

その上痒いのは大変です。

ですが、内臓はさらに大変な事になっていたのです。

脂肪肝は進行すると肝硬変に繋がり、最悪死んでしまいます。

ですので、患者様の食生活から生活リズムから、3時間にもわたって一年分の大凡を伺って処方させて頂きましたが、内心、もう間に合わないかもしれないと言う思いで対応させて頂いておりました。

患者様はご来院当初は、体に優しそうとのイメージで漢方薬を選ばれたとの事でしたが、処方させて頂いた漢方薬はむしろ逆で、どんどんと身体に刺激を与えていき、徹底的に解毒をするという手法でした。
いわゆる、劇薬としての漢方薬を連続して処方しました。

当初は臭いわ苦いわ飲みづらいわで大変に苦しい思いをされたとの事ですが、今では肝臓の数値も良くなって、蕁麻疹も出なくなったそうでホッとしています。

このようにして、たかが蕁麻疹とお考えかもしれませんが、漢方薬剤師から拝見させて頂くと、内臓の緊急信号の場合が多いのです」

輝風音
「そんな事があったのですね・・・確かにステロイド系の塗り薬は直ぐに蕁麻疹を抑えてくれますが、また暫くすると出てきますものね」

阿部先生
「そうなのです。
そもそも、一般的に蕁麻疹を止めると言われている多くの塗り薬は基本的にステロイド系ですが、ステロイドを分解処理してくれるのは全部肝臓なのです。
肝臓がダメになっているので蕁麻疹でSOSを出しているのに、ステロイドでさらに肝臓にダメージを加えたらどうなりますか?」

輝風音
「・・・死にますよね?」

阿部先生
「そうなのです、死ぬのです。
以前、花粉症についても申し上げさせて頂いていたのですが、基本的に西洋薬と言うのは出てきた症状を叩いているだけで、根本的な原因を一切見ていないのです。

根本的な原因を見ていたら、普通はステロイド出してお大事にとか言えないのです。

例えば道端で子供が悪い人に叩かれて、泣いていたとします。
鳴き声が五月蝿いので、殴って脅して黙らせたとします。
これが西洋薬のメカニズムなのです。
極悪非道にも程があります。

泣いている子供から話を聞いて、悪い人を追いかけて捕まえてくる、これが漢方薬なのです」

輝風音
「阿部先生、今回も貴重な後日談を本当に有難うございます。
なるほど・・・やはり簡単に治ると考える事自体が色々と罠にハマっていると言う事なのですね」

阿部先生
「そうですね・・・その皮膚病が出てくる前に、実は様々な伏線があったのだと、それに気付かずに食生活や生活リズムを改めなかったのが皮膚病につながっているのだと思って頂けたら、変な塗り薬に騙される人も少なくなるのですが、中々そうはいかないのが現状ですね」

輝風音
「悲しいですが、それは現実です。
ただ、そうした貴重な情報がこの後ネットに出る、たとえ一人でも読んで頂けたら、それは以前とは違っていて前進しているのだと考えれば、阿部先生のお言葉も無駄にはなりませんよ」

阿部先生
「そうですね、それを希望にしていきたいです。
これからも患者様のために頑張っていこうと思います」
posted by 輝風音&陽水丸★きふね&ひみまる★ at 23:42東京 ☀漢方薬コラム
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