■中医学から見た皮膚病の見分け方
蒸し暑くなるこの時期、皮膚のトラブルが増えます。
皮膚病のおおまかな見分け方は
1.皮膚表面は崩れず、赤くなるまた膨疹状(ぼうしんじょう)
2.表面が崩れ、赤みがありジュクジュク
3.日光や金属に当たり痒みが増す
4.顔の上部側面に化膿性の丘疹
これらの病状は違う病気になります。
■それぞれの症状と原因
1.皮膚表面は崩れず、赤くなるまた膨疹状(ぼうしんじょう)
病名:蕁麻疹
病状と原因:痒みを伴い紅斑、膨疹がある。この病態は代謝経路に問題があります。
2.表面が崩れ、赤みがありジュクジュク
病名:アトピー性皮膚炎
病状と原因:最初は紅斑が出て、次に丘疹になり、そこに水が入り小水疱(しょうすいほう)。痒みからその小水疱を掻き崩し糜爛(びらん)になり、その面が固くなります。
3.日光や金属に当たり痒みが増す
病名:接触性皮膚炎
病状と原因:アレルゲン物質に触れることによりアレルギーを起こします。
4.顔の上部側面に化膿性の丘疹
病名:尋常性ざ瘡
病状と原因:ニキビです。ホルモンバランスの不和と脂性肌等が原因です。
■中医学から皮膚病を考える。
中医学では皮膚科はとても難しいとされています。
上記に書いたのも、おおまかな見分け方です。
専門の皮膚科で診断を受けることをお勧めします。
また漢方療法でも患部を診て短く薬を出す薬局を選んでください。
当漢方調剤薬局が皆様のお役に立てたら幸いです。
■キュアグリーン薬局
漢方薬剤師・阿部暢春