令和2年7月 皮膚病と東洋医学

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■中医学から見た皮膚病の見分け方

蒸し暑くなるこの時期、皮膚のトラブルが増えます。
皮膚病のおおまかな見分け方は

1.皮膚表面は崩れず、赤くなるまた膨疹状(ぼうしんじょう)

2.表面が崩れ、赤みがありジュクジュク

3.日光や金属に当たり痒みが増す

4.顔の上部側面に化膿性の丘疹

これらの病状は違う病気になります。


■それぞれの症状と原因

1.皮膚表面は崩れず、赤くなるまた膨疹状(ぼうしんじょう)

病名:蕁麻疹
病状と原因:痒みを伴い紅斑、膨疹がある。この病態は代謝経路に問題があります。


2.表面が崩れ、赤みがありジュクジュク

病名:アトピー性皮膚炎
病状と原因:最初は紅斑が出て、次に丘疹になり、そこに水が入り小水疱(しょうすいほう)。痒みからその小水疱を掻き崩し糜爛(びらん)になり、その面が固くなります。


3.日光や金属に当たり痒みが増す

病名:接触性皮膚炎
病状と原因:アレルゲン物質に触れることによりアレルギーを起こします。


4.顔の上部側面に化膿性の丘疹

病名:尋常性ざ瘡
病状と原因:ニキビです。ホルモンバランスの不和と脂性肌等が原因です。


■中医学から皮膚病を考える。

中医学では皮膚科はとても難しいとされています。

上記に書いたのも、おおまかな見分け方です。

専門の皮膚科で診断を受けることをお勧めします。

また漢方療法でも患部を診て短く薬を出す薬局を選んでください。

当漢方調剤薬局が皆様のお役に立てたら幸いです。


■キュアグリーン薬局
漢方薬剤師・阿部暢春

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〜 令和2年6月 クーラーと漢方1 〜

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■実は6月の体調管理は大変に難しい。

6月は梅雨入りし、湿度が高くなり始める時期ですね。

湿度が高くなり、気温が高くなると冷たい飲み物が欲しくなります。

また電車や建物の中ではクーラーがかかり始め体感的にはムシムシしたり、寒かったりで体調管理が極めて難しい時期になります。

そのため、クーラーの寒さや冷たい飲み物から、内臓の冷えより夏風邪が入りやすくなります。

夏風邪は治りづらく、夏が終わるまで引きずることが多いです。

気をつけて下さい。


■この時期使う薬

夏風邪により痰が絡み、寒気がする場合。

初期の夏風邪で使い、冷食を摂り過ぎた時。

夏風邪は冬風とは根本的に違います。
よく相談してから薬を選んで下さい。


■合わせてお読み下さい。

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