キュアグリーン漢方調剤薬局様にチラシを置いて頂きました!

皆さんいつも占い処「風水鳥の帆船(かざみどりのはんせん)」にお越しくださって本当に有難うございます。

今日は一日を通じて雨が降ったり止んだりで、下北沢でも傘が中々手放せない一日でしたね。

皆さんの所はいかがでしょうか?

今年は暖冬との事ですが、冷え性になりがちな私達女性にとっては、少しだけ嬉しい面もあったのかもしれません。


■キュアグリーン漢方調剤薬局様に、当占い処のチラシを置いて頂きました!

さて、前回の記事で永福町にありますキュアグリーン漢方調剤薬局様に置いて頂くチラシ用ポップを作成していたのですが、本日からお持ち頂ける状態になりましたので、その一部始終をレポートさせて頂きたいと思います。

いつも漢方薬コラムのご指導だけでなく、遅くまで本当にお世話になっております阿部先生に感謝申し上げさせて頂きます。
本当に有難うございます。


■キュアグリーン薬局
漢方薬剤師・阿部暢春



閉店後、早速漢方薬コラムを含めた会議が始まります。
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阿部先生
「まずは、来月の漢方薬コラムの記事が出来ましたので、こちらからお渡しさせて頂きますね」

輝風音
「いつも有難うございます」
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輝風音
「今回は風邪についてなのですね」

阿部先生
「はい、2月と言うのは、インフルエンザもそうですし、風邪も大変に流行りますから、東洋医学的な風邪対策と言うものを皆さんにぜひご存知頂きたくて、今回は風邪にしました」

輝風音
「そうですね、風邪で漢方って言いますと、ドラッグストアとかでは葛根湯が凄い売りだされてるじゃないですか」

阿部先生
「そうなんですよね・・・あれ本当に大変な間違いなんですよね・・・輝風音先生、今って家が無くて外で野宿してて、ロクな食べ物も食べられてない人って、まずドラッグストアに行かないじゃないですか・・・」

輝風音
「ですよね(汗)」

阿部先生
「葛根湯って元々、中国のそう言う人に向けた薬ですから、厳密には風邪薬じゃないんですよ・・・いえ勿論、そう言う人になら効くのです。
今の日本でも、家が無くて外で野宿していて、ロクに数日食べてない、そう言う方には効くのです。
しかし、何でそれをドラッグストアで高い値段で売っちゃうのかなって言うのが、漢方薬剤師としては疑問で仕方がないのです」

輝風音
「え??じゃぁアレって、今の私達には全然効かないんですか??」

阿部先生
「はい。お金の無駄です。
しかし、実際にはその見解が一般的な風邪に対する漢方の認識ですので、今回の記事はそうした風邪というものに対しての記事にさせて頂いています」

輝風音
「有難うございます。私達もいつも先生の漢方薬コラムは一つ一つ勉強させて頂きながら文字を打ち込んでいますので、今回も東洋医学の風邪対策を勉強したいと思います」

阿部先生
「いえいえ、こちらこそいつも載せて頂いて本当に有難うございます。
ご来院されてる患者様にだけでなく、より多くの方々に、本当の東洋医学を広められるのは、風水鳥の帆船様のおかげです」


■チラシをお渡しさせて頂きました。

輝風音
「あ、で、すいませんがこちらがお店のチラシになります」

阿部先生
「おぉ!こちらが!あ、このポップは手作りなのですね!」

輝風音
「はい(笑)手作り感満載でお見苦しいですが(汗)」

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輝風音
「それにしても、漢方調剤薬局って一応、医術じゃないですか・・・占いのチラシって本当に大丈夫でしょうか??」

阿部先生
「全く構いません。
西洋医学でも精神的なカウンセリングってあるじゃないですか。
例えば、内科医でも心療内科のお薬を処方したり、カウンセリングを行ったりする場所もあります。

それは何故かと言えば、やはり、薬だけでは人は簡単に治らないのが分かっているからだと、私は思っています。

精神的なストレスを馬鹿にしてはいけません。
例えば、漢方薬と言うのは、ストレスによって内臓にダメージが加わり過ぎないようにする処方は出来ます。
あるいは、もうストレスでダメージを追ってしまった臓器を回復させたりする処方も出来ます。

ですが、ストレスの元になっている事を取り除くことは出来ないのです。
例えば、彼氏と別れそうになって、それが多大な悩みとなってストレスを負ってしまったとします。
それによる内臓へのダメージを減らすことは、当漢方薬局で簡単に出来ます。

ですが、ストレスの元となっている、彼氏との関係については、漢方薬ではどうにも出来ません。

たかが占いと人は言うかもしれません。
ですが、仮にもしも、その占いによって、彼氏とまた仲直りする道が示される、あるいは、別れても新しい恋が出来る未来が示されるなら、それはストレスの原因を軽減している事にもなるのです。

それは、東洋医学的に見る、治癒術になるのです。

ですから、私は東洋医学を行う者として、治癒を行われる方を尊敬しています。

それに、私は輝風音先生の東洋タロット占いは、その根源となっている占術が、政治を動かしている歴史も知っていますので、正直なところ、突き詰めると国すら動かせる力のある物だという事も存じています。
国を動かせるプログラムでできている物が、個人の恋愛などでしたら当たって当然ですからね(笑)」

輝風音
「いやぁ有り難いお言葉です。これからも頑張りたいです」

阿部先生
「いえいえ、私もまだまだ勉強中です。お互いに切磋琢磨して、より治癒を広げていきたいと思っています。
どうか、これからもよろしくお願いいたします

ささ、チラシを早速設置してしまいましょう。
こちらの待合室の、テーブルのこの辺で良いですかね」
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阿部先生
「お、ここにこの赤いチラシは映えますね!良い具合ですよ!」
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阿部先生
「しかも、うちの漢方調剤薬局にありませんでした、猫の癒やしが!」
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阿部先生
「いやぁ実はですね、うちの患者様、結構な比率で女性が多いのですよ。これ置くとガラっと雰囲気が良くなりますよね」

輝風音
「え!?そうなんですか??」

阿部先生
「そうなのです。
いわゆる、不定愁訴と呼ばれる症状は女性に多い症状なのですが、その症状の引き金になっている事に精神的ストレスが結構ありまして、そうした場合に、今後は占術と言う新しい力が加われば、本当に治癒の道に向かうと思うのですよね」

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輝風音
「あぁそれであれば、私達もお力になれると思います」

阿部先生
「ぜひ、よろしくお願いいたします」


■この日陽水丸が購入した薬

実は私達も漢方薬の処方でキュアグリーン漢方調剤薬局様にはお世話になっていまして、今日はこちらを処方して頂きました。

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観光地としても有名な下北沢には沢山の海外からのお客様がいらしていますが、中でも今一番怖いのがこちらのニュースにもあります肺炎で、


こちらの左側の漢方薬はそうした肺炎にも効果がありますので、持っておくとどんな肺炎も心配ありません。

右の小さな和紙の袋は、徳島県で1818年から連綿と作られています、和漢方の真髄「敬心丹(けいしんたん)」です。

都内ではキュアグリーン調剤薬局様でしかお取り扱いがありません。
元々陽水丸は幼少期の大病が元で心臓が弱いのですが、心臓の他、逆流性食道炎にも効果抜群なので、陽水丸はこれが欠かせません。


■最後に、阿部先生から。

陽水丸
「阿部先生、今日も本当に有難うございます!
最後に一枚、スマイルでお願いします。

2
はい!」

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阿部先生
「・・・・・・」

輝風音
「いや真面目な方は、そう言うスマイルは出来ないのが普通よ」

阿部先生
「スミマセン・・・ちょっと固まってしまいました(笑)

風水鳥の帆船様公式ブログをご覧下さっております皆様、いつも漢方薬コラムをご覧下さって本当に有難うございます。

東洋思想は陰陽五行です。
たかが便秘・・・や、たかが逆流性食道炎だと思わずに、何でもお気軽にご相談下さい。
その症状は、必ずどこかの経絡から来ている症状だからです。

西洋医学では部位によって薬を出しますので、気付けば多くのお薬が処方されてしまっている事も少なくありません。
ですが、東洋医学では、その症状の根本を正せば、末端の症状は出なくなると言う考えに基いています。

例えば、笑い話ではなく、頭頂部からハゲてきてしまう、こう言う方の場合、実は肝臓の経絡が弱っている証拠にもなります。
肝臓は髪の毛に影響していました、ですので、肝臓を治すと奪毛が減る…と言う具合に、根本を正すと末端も治るのです。

根本治療に、ぜひ東洋医学をお役立て頂けたらと思います。

また、現代の方々はストレスフルな生活を続けています。
昔とは、明らかにストレスの度合いが違うのです。

それはもしかしたら、信頼できるアドバイザーや、助言をしてくれる人が、個人主義によって居なくなってしまったのが原因かもしれません。
個人主義の方でも、信頼できるアドバイザーに出会いたい、そうした方には、ぜひ、風水鳥の帆船様をお勧めさせて頂きます。

占術と医術、そうした陰陽の力で、あなたがもっと生きやすい未来でありますように」


■チラシは2020年1月16日からお持ち頂けます。

阿部先生、遅くまで本当に有難う御座いました。
有り難いお言葉まで頂戴しまして、益々私達も頑張らないとと思いました。

さて、キュアグリーン漢方調剤薬局様でのチラシ配布ですが、2020年1月16日からお持ち頂けますので、もしもお気にかかりましたら、ぜひ一部お持ち下さい。


皆さんのお越しを心よりお待ちしています。
posted by 輝風音&陽水丸★きふね&ひみまる★ at 23:12東京 ☀漢方薬コラム

【阿部漢方薬剤師完全監修】正月太りとダイエット

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皆さんいつも占い処風水鳥の帆船(かざみどりのはんせん)にお越しくださって本当に有難うございます。

さて、もう気がつくと今日は2020年1月3日となりまして、あっという間のお正月だったような気がします。

皆さんはいかがでしたでしょうか?

本日は当占い処の漢方薬コラムを担当して下さっております、阿部漢方薬剤師様より、「お正月に効く食事」と言うテーマで色々と伺ってまいりましたため、お正月企画の記事として文字起こしをさせて頂きました。

キュアグリーン薬局様は本日より開けていらっしゃるとの事で、(3日4日は午前中のみ診療)そのような中でのご相談を本当に有難う御座いました。


■新年のご挨拶を。

まずはご挨拶をさせて頂きたいと思います。

皆様、明けまして御目出度うございます。

令和二年が始まりました。
本年も何卒よろしくお願いいたします。

今年は始まりましてから、様々な医療ニュースが入ってきております。
中には、健康保険の見直し案も出ておりますようで、将来的にはお医者様で処方されるお薬の中で、ドラッグストアで売っているような薬に関しては、ドラッグストアと同じお値段になるよう国民の方に負担させようと言うようなニュースも入ってきておりまして、今後の医療制度がどうなってしまうのか、不安な方もいらっしゃると思います。

そうした中で、病気になりにくい体質作りを目指していきます東洋医学が、皆さんを高額な医療費から開放してくれる日が来るかもしれないとの想いで、こちらの記事を書かせて頂いております。

東洋医学は「医食同源」が基本です。
普段の食生活から改善していく事で、将来的な高額医療費を避けられる体にしていかれればと思います。

本日も記事のスペースを下さっております風水鳥の帆船様に感謝をさせて頂きたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。


■間違いばかりの「正月太り」の概念を正す。

さて、まずはお正月です。
皆様はお正月、どのような物を食べられていたでしょうか?

お正月と言えば、お節が私達日本人にとっては最も身近なお正月料理ですが、昨今はそれ以外にも、カレーでしたり、多種多様なお正月料理がのきを並べておりますね。

前回のコラム「正月太りと漢方」でも書かせて頂きましたが、今回の記事ではもう少し掘り下げまして、なぜ、お正月料理で太ってしまう「正月太り」が出てしまうのかと言う所から始めましょう。

・正月太りとは、冬の寒さを越えるために、高カロリーの物を食べ、皮下脂肪を貯めて乗り切ろうとする動物の生存本能から来ている。

はい、まずはここをぜひ抑えて頂きたいと思います。

これは以前、ダイエットについて記事を書かせて頂きました時にもお話させて頂きましたが、基本的に皆さん、正月太りを勘違いされていらっしゃる事がとても多いのです。

それは、「食べたから太った」が正月太りの原因では無いと言う事なのです。

先ほど申し上げた通り、食べるというのは動物として当然の事で、寒い時期に高カロリーの物を取ってしまうのは、むしろ動物としては正常なのです。

正常な物を否定している限り、いつまででもその動物性がつきまといます。
私達は動物の進化の上での肉体を維持しています。
そこを直視しなければ、悩みと体重しか増えないのです。

いずれ、怪しげなダイエット商法に騙されてしまう方が多くなると言う事なのです。

世の中にはこの基本すらも分からずに、健康食品だの、ダイエット方法だのを紹介している会社が多いのです。
こちらの記事をご覧の皆様にあられては、決してそのような悪徳商法に騙されませんよう、お願いしたいのです。


■東洋医学から見た「正月太り」

まず、東洋医学から見た正月太りと言うのは、いくつかの段階を経て、実際に太ってしまうと言う事を説明できます。
このメカニズムを理解しないお医者様方は、見当違いな「運動量を増やすと良い」などという、人を破壊するキーワードを吐くわけです。

前回も申し上げましたが、過度な運動はすればするほど、体は壊れていきます。
さて、正月太りのメカニズムは、こうです。

1.寒くなり始めると、腎(じん)が弱ってくる。

2.肉体は寒さが始まった事から、最初に腹に良い果物を食べたくなる(秋の果物)

3.冬到来、肉体はその寒さに合わせて、より高カロリーな食べ物が欲しくなる(正月料理)

4.祝いの節目も合わせ、さらに燃焼させるアルコールを摂取したくなる。

5.肝臓が耐え切れずに職務放棄する。

6.腎臓も耐え切れずに職務放棄する。

7.消化しきれない素材を、取り敢えず体内に保管しておく(脂肪)

8.正月太りの出来上がり。

このような段階を経て、見事にお正月を迎えた体は太っていくわけです。

お正月に正月料理を食べて過ごした方々の中に、下痢の症状が酷くなる方がいらっしゃると思いますが、これはもう肝臓が完全に職務放棄している状態ですので、なるべく早めのご来院をして頂いた方が、後が楽です。

間違っても、下痢を留めてはなりません。
それを止めると、今度は腎臓に凄まじい負担がかかってきてしまいます。


■食べる事を否定する事なかれ、食べて太ったのであれば、食べて痩せなさい。

そもそもですが、世の中のダイエットと名前がついている物は、食べることを否定しがちなのです。

それは、まるで生き物としての生命活動を否定するような物なのです。

例えば、空気を吸っていたのでインフルエンザにかかってしまったのだから、空気を吸うのを止めたらインフルエンザにかからないと言っているようなものなのです。
おおよそ、人として頭がおかしいとしか思えません。

それを、ダイエットと名前がついているものは平然と言ってしまっているのです。

東洋の思想は「陰陽五行」にあるのです。
食べて太ったのであれば、食べて痩せる事が出来るのです。
口から多く入れすぎたのであれば、肛門から多くを出せば済むのです。
そのバランスを整えるのが、東洋医学なのです。


■痩せたいのであれば、土の上に顔を出す野菜を食べてはいけない。


まず、冬というのは寒いです。
夏というのは暑いです。

東洋では、冬を陰、夏を陽と捉え、これを持って一年の内に陰陽が成り立っていると考えています。

さて、寒いですと体も冬に合わせて陰に傾きます。
バランスが崩れてきます。

ですので、熱量の多い食事「陽」を取るのです。
これを摂り過ぎたのが、正月太りです。

・・・と、言うことは、正月太りが出てしまっている現状としては、もう体は陽に傾いているのです。
これはもう太ってしまった方全般に言えますが、完全に陽に傾いている証拠です。

時々、「太っているのに寒がり」と言う方がいらっしゃいますが、それもそのはずです。
太っていると言うことは、体が極端に陽に傾き、本来陰に傾いていなければならない肝臓に負担をかけてしまっています。

肝臓と言うのは造血をする機関でもありますので、それが上手く機能していないと熱を産みづらいのです。
ですので、太っているのに寒がりと言うのは、実に東洋医学から見ますと、当然の流れなのです。

さて、そのような中で、時々当漢方薬局でも「野菜を多く食べて下さい」と申し上げたところ、「野菜しか食べてないよ」と仰る方もいます。
しかし、患者様の体は明らかに陽に傾いているのです。

どう言うことか?
これには、その患者様が取っていらっしゃる野菜に答えがありました。

どこかの健康番組に騙されたのでしょうか、その患者様は「キャベツ」を積極的に摂取されていらっしゃるとの事でした。

これでは、痩せるどころかお金の無駄です。

正月太りと言うのは、先ほどもご説明させて頂きましたが、体が陽に傾きすぎているのが原因です。
そして、土から顔を出している野菜というのは、ことごとく「陽」なのです。

ゴボウが何故良いかと言いますと、これは土の下に出ている「陰」の野菜だからです。
人参もそうです。

冬は山芋や里芋も美味しいですね。
これも実は「陰」の食べ物で、東洋医学では「腎(じん)を温め、鋭気を養う食材」と言われておりまして、大変にダイエットに効く野菜と言われております。


■この世の存在は、全て陰陽で出来ている。

さて、東洋思想の根本でもあります「陰陽五行」ですが、それはこの世の全ての物は、陰陽のバランスの上で成り立っていると言うものです。

例えば、先ほどご説明させて頂きました野菜で実際の陰陽を見ていきましょう。

・陽の野菜
土の上に顔を出す野菜・・・キャベツ、レタス、トマト、ハクサイ

・陰の野菜
土の下に顔を出す野菜・・・ゴボウ、ニンジン、里芋、山芋

辺りが一般的なスーパーで手に入りやすい野菜でしょうか。
さて、次にこれら陽の野菜、陰の野菜に関して、実は効能は真逆の陰陽が割り当てられておりまして、

・陽の野菜は体を冷やす。

・陰の野菜は体を温める。

と言う特徴があります。
冷えるのは「陰」、温めるのは「陽」です。
・・・と、言うことは、それぞれの野菜というのは、絶妙な陰陽バランスで出来上がっていると言うことなのです。


■冬にキャベツを食べるとは、ラードを氷で燃やそうとしている行為に近い。

さて、お正月太りには野菜を沢山食べてダイエット・・・と仰る方もいらっしゃいますが、この東洋医学の基本、ぜひ覚えていっていただきたいです。

物事の基本は全て陰陽五行です。

キャベツは体を冷やす野菜です。
・・・と言うことは、冬にどれだけキャベツを食べても、痩せるわけがありません。

それはまるで、ラードを氷で燃やそうとする行為に近いのです。
物理法則を無視しないことを前提に考えれば、それは不可能だと分かるはずです。

さて、そろそろ私も悪魔の東洋医を発揮したいと思いますが、ここで賢明な方はご存知の通り、一般的に良く売られている「青汁」なる物は、ケールでしたり、大麦若葉でしたりが主流だと思います。

中には明日葉と言う特殊な物もありますが、全部「陽の野菜」なのでした。

はい、言わずもがなですが、こんな物で痩せるわけがないわけです。
陽に傾いた体に、いくら陽の野菜を入れても、陰陽バランスが崩れるだけで、全部意味がありません。

取るのなら、ゴボウです。
それが、ダイエットの答えなのです。


■白い冬には「黒」が効く!

さて、もう一つ、東洋思想から皆様へ、お正月太りをなさっていなかったとしても、冬の健康維持にぜひ取り入れて頂きたい食材をご紹介してみたいと思います。

冬は一般的に息も白くなれば、雪も白いです。
緑で彩られた夏と違って、色が少ない季節ですね。

さて、陰陽五行に照らし合わせてみると、ここにも体に良い、冬を乗り切るための食材がありました。

それが「黒い野菜」です。

・黒ゴマ
・黒豆(黒大豆)
・小豆

この辺は冬、特にお正月近くなりますとどこででも見られる食材ですが、このどれもが実は「腎(じん)を温める」食材なのでした。

腎(じん)が温まると、ろ過の性能が上がりまして、より老廃物や余分な油分を体外に排出しやすくなります。

中でもおつまみコーナーなどでは「素煎り黒豆」なるお菓子も売っておりますので、常日頃からお菓子として取り入れていく方法もあります。

小豆もご飯と一緒に炊くことで赤飯としても身近ですね。
赤飯に黒ゴマで頂くというのも、実は昔からある、腎(じん)を温めるスーパーフードだったのでした。

特に小豆はお酒を飲み過ぎてしまった方には最適な食材でして、より早くアルコールを体外に出す事が出来るようになります。

お酒を多く飲むような日が予め予定されている場合、事前に小豆をたっぷり煮込んだお粥などを用意しておき、塩分過多にならない程度に塩を加えて(出来れば藻塩、岩塩が望ましいです)、アルコールを沢山飲んで帰宅なさったら、直ぐにそれで閉めますと翌日が違いますよ。


■キュアグリーン薬局では、食事までをも含めたご案内を行っております。

さて、いかがでしたでしょうか?

たかが食べ物と思われがちですが、太るのには理由があり、また、痩せる理由もそこにありました。

「漢方薬剤師は漢方薬の事しか知らない」と仰る漢方薬剤師様は、失格です。
漢方薬の事も分からずに漢方薬を売っているドラッグストアは論外ですが、少なくとも、漢方薬剤師の資格を持っていらっしゃるのであれば、食事指導は出来て当然です。

食事の中にこそ、東洋思想の根本があり、そこに薬としての漢方薬があるのです。

当キュアグリーン薬局では、患者様とのご相談の中で、食事の指導をさせて頂くことも多くございます。

それが出来て、初めて患者様が治癒の道に向かって行かれるからです。

遠方からのご相談もお承りしております。
お気軽にご相談下さい。


■キュアグリーン薬局
漢方薬剤師・阿部暢春


posted by 輝風音&陽水丸★きふね&ひみまる★ at 13:47東京 ☀漢方薬コラム
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