皆さんいつも占い処「風水鳥の帆船(かざみどりのはんせん)」にお越しくださって本当に有難うございます。
今日はお昼すぎから雨が降ったり止んだりしておりまして、お出かけにはとても大変なお天気でしたね。
東京は相変わらずお天気が優れないようですね。
私達もこのようなお天気ですので、相談者様と相談者様の空き時間がそこそこ長く出る事を想定して、店内の装飾などについて試行錯誤しておりましたが、予想にも反して有り難くも多くの相談者様にご来店頂き、沢山のお声を頂けました。
皆さんお足元がよろしくありません時に、本当に有難う御座いました。
中には雨脚が強まった所で帰路に着かれた相談者様もいらっしゃいましたが、その後大丈夫でしたでしょうか?
ブログ上より申し訳御座いませんが、どうか皆さんのご無事を願っております。
■陰陽五行を網羅した漢方薬局で美肌茶を手に入れよう〜煎じ編〜
前回の記事では当占い処の漢方薬監修を頂いております、キュアグリーン薬局漢方薬剤師の阿部先生のご指導の下、美肌茶を処方して頂いておりました。
今回は実際に自宅で作ってみたいと思います。
世の中には減肥茶と名前が付いているお茶や、美肌効果を謳っているお茶は随分と沢山あります。
どれもドラッグストア等で購入できるのですが、今回は本物の漢方薬局様の監修に基づいている美肌茶ですので、効能は確かですので、私達も普通のお茶とは全く違った、漢方薬の煎じ薬(せんじぐすり)同様の煎じ方で淹れてみたいと思います。
買ってきたお茶をテーブルで見てみます。
阿部先生曰く「この袋もそうですが、中のティーバッグも漢方薬局でしか出していない物ですよ」との事です。
確かに・・・お茶・・・ですが、煎じ薬と同じように「漢方薬」と大きく書かれています。
裏には作り方の手順や、本来は漢方薬用の袋ですので、処方名が書かれています。
阿部先生曰く「ここに美肌茶と記載した時点で、それは漢方薬剤師処方の漢方薬をお出しした事になってしまいますので、今回は食品としてのお茶ですから、無記名でお出しします」との事でした。
この袋で出しますのも、色々と法律の絡みとのギリギリで調整してくださっているようでした。
用法、用量の所はしっかりと記載してくださっています。
こちらは気軽に美肌茶を楽しまれる方用の作り方だと言うことで、当占い処のブログではもう少し本格的な漢方薬の煎じ方で作ってみたいと思います。
袋から開けてみます。
おぉぉ・・・阿部先生のところでは、本来煎じ薬は相談者様の体調に合わせて、最初は3〜7日単位でしか出さず、徹底的に状態を照らし合わせながら調整されるとの事で、私達もこんなに沢山袋から出てくるのは初めて見ました。
一パック一パック、分量を手作業で分けられています。
このティーバッグにも漢方薬局ならではの秘密があるらしく、このティーバッグは本来漢方薬を入れるための物なので、特殊な和紙でできているらしく、阿部先生は「4時間くらい煮込んでも絶対に破れないものですので、高級すぎて漢方薬局でしか使われていません」との事でした。
生薬、配合だけではなく、こういった細かな部分でも漢方薬局ならではの特別な物が使われているのが分かりました。
今回は2日分を一気に煮出しますので、2パック用意しました。
鉄鍋を除く、アルミ、ステンレス、ホーロー、土鍋などに、600mlの水を張ります。
今回は家にありますステンレス鍋を用意しました。
パックを2つ、そこに入れて1時間ほど放置します。
1時間経ったら、弱火でコトコト煮込み始めます。
お湯の量が半分くらいになったら、火を止めます。
パックはこのまま捨てるのも良いですが、出来上がったお茶を取り出す時に、ターナー等で軽く潰して、ティーバッグの中に残っているお茶も全部出すと無駄がありません。
出来上がったら一旦陶器の器などに入れて湯ざまししてから、ポットに入れます。
大分濃く出ました。
お茶が濁っているのが生薬の効能が出ている証拠です。
この濁りのまま飲みます。
■味はほんのり甘酸っぱい、柔らかな口当たり
実際にこれで淹れた美肌茶を飲んでみましたが、ほんのり甘酸っぱい、柔らかい口当たりのお茶で、カフェインレスですのでとても飲みやすいと思いました。
少しフルーティーな感じもあります。
■阿部先生と試飲して評価を頂きました。
実際にこれで煎じた物を水筒に入れて、評価をお願いしにキュアグリーン薬局様を訪ねました。
実際の阿部先生の言葉をそのまま文字起こしさせて頂きました。
■これは効能としてはお茶ではありません。
まず、これは本来お茶としてお出ししてますので、気軽に短時間で淹れて楽しめるようにとの事で、生薬の量はお茶としては大分多めに入れています。
ですので、輝風音さんのように漢方薬と同じ煎じ方で淹れると、効能としては漢方薬と同様になります。
薬事法の関係がありますので、詳しくは申し上げられませんが、これは・・・効能だけを見ると、お茶と言うカテゴリーに無理矢理押し込んだ「漢方薬のような物」です。
■この淹れ方で淹れたのであれば、ぜひ朝と晩に飲んで下さい。
この処方ですが、基本的に食品としてのお茶ですので、いつ飲んで頂いても構いません。
ただ、このように煎じ薬と同様に淹れたのであれば、ぜひ朝と晩に飲まれるのをお勧めします。
朝は最も体温が下がっている時間帯です。
そのような時、お食事の前にこの美肌茶を暖かくしてお飲み下さい。
肝(かん)が温まり、体の芯から体が起きてくる感覚が分かるはずです。
そして、夜、寝る前にもお飲み下さい。
夜、寝る前は一日の中で最も老廃物が溜まり、それが悪さをしてくる時間帯です。
そうした毒を解毒してくれますので、朝起きた時のスッキリ感に繋がってくるはずです。
毎日そのリズムを繰り返してくると、二週間目くらいから、ハッキリと出てくるはずです。
■もしも味が足りないと感じたら、東洋思想「身土不士(シンドフジ)」を活かしましょう。
この煎じ方であれば、効能としては間違いありませんが、お茶として少し物足りないと感じられる女性もいらっしゃるかもしれません。
そうした場合、東洋思想の「身土不士(シンドフジ)」を活かすと、より効能を高めつつ、飲みやすくなります。
一緒に入れると良さそうな物を申し上げます。
効能を活かそうとした場合、出来れば皮ごと全部入れて下さい。
春:イチゴ
夏:オレンジ・ライチ
秋:梨
冬:リンゴ・みかん
■効能は申し上げられませんが、「体に良いと期待される事」なら申し上げられます(笑)
この煎じ方で淹れた美肌茶ですが、効能を謳ってしまうと、薬事法の関係で漢方薬として処方した料金を頂かないといけなくなってしまいます。
今回私は「お茶と言う食品」を処方していますので、薬事法に定められた料金は必要ありません。
ですので、これを「お茶として、体に良いと期待される事」で申し上げたいと思います(笑)
漢方薬のように濃縮されるのは、輝風音さんのご趣味だったと言うことですね。
えぇ・・と・・・そうしましたら、漢方薬剤師として一応申し上げさせて頂きます。
「輝風音さん、そんなに濃縮したら、それはお茶ではなく漢方薬になってしまいますのでお止め下さい(棒読み)」
▲この美肌茶で体に良いと期待される事
・血中コレステロールの低下
・血中及びリン脂質の増加
・肝細胞への脂肪沈着を抑制
・肝細胞の新生促進
実は痩せにくいのは「肝細胞に脂肪が沈着したままになるから」なのです。
それを解毒して体外に便として排出していかれれば、簡単に痩せるのです。
女性の便秘は、実は腸が冷えて動きが悪くなっているからであって、下剤を入れるともっと冷えていくのです。
腸や肛門は、肝臓の動きとも密接に関わっています。
不思議に思われるかもしれませんが、肝を温めてあげ、解毒を促してあげると、自然と便秘は解消していき、痩せやすい体質になっていくのでした。
■まとめ
陰陽五行のお話になってしまいますが、東洋思想では必ず陰と陽がバランス良く存在していると言うのが大変に良いとされています。
私達人間の日常は毎日がとてもストレスフルで、食事も昔のようにバランス良くと言う事が難しくなってきている時代です。
ストレスフルの社会は皆が皆攻撃に晒されているような状態ですのに、体の中に入れる食事すらもアンバランスで肉体を攻撃しがちなものばかりです。
体の外も、中もが攻撃に晒されている時、それは陰陽のバランスが大きく傾く時でもあります。
それが故に、人は道を誤ってしまいます。
体の外、社会が攻撃的なのであれば、せめて体の中は、ホッと一息つけるものでありたい、そんな陰陽のバランスを保つための場所が今、とても必要なのだと思っています。
猫は怒ると毛が逆立ちます。
怒りというストレスを陰という体内で練るので、陽という毛が逆立ちます。
人間も体の中がストレスフルですので、お肌が荒れてしまいます。
陰陽五行に照らし合わせると、とても簡単な理屈です。
肉体と精神もまた、陽と陰です。
両者がバランスよく整った時、あなたの本当の癒やしがあるのだと思っています。
現代のあらゆるストレスに打ち勝つためにも、漢方薬局で、占い処で、ぜひ貴女に陰陽五行による癒やしがありますように。